【問500】貸金業務取扱主任者 練習問題|多重債務者対策
資金需要者等の保護 問80/84難易度B(標準)
問題文
多重債務者向けの相談機関および支援制度に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
- 1.法テラス(日本司法支援センター)は、経済的に余裕がない多重債務者に対して、弁護士・司法書士費用の立替制度(民事法律扶助)を提供している。
- 2.消費生活センターは、多重債務に関する相談を受け付け、法律専門家への紹介や関係機関への橋渡しを行っている。
- 3.日本貸金業協会は、多重債務に関する相談窓口を設置しておらず、借主に関する相談はすべて消費生活センターが対応している。
- 4.財務局(財務省地方局)は、多重債務に関する相談窓口を設けており、貸金業者の違法行為の申告を受け付けている。
解説
正解
正解は選択肢3です。日本貸金業協会は多重債務に関する相談窓口を設置しており、「すべて消費生活センターが対応」という記述は誤りです。
各選択肢の解説
選択肢1「法テラスの民事法律扶助制度」→ ✅正解(誤りではない)
法テラス(日本司法支援センター)は、弁護士費用等の支払いが困難な方に対して、費用の立替制度(民事法律扶助)を提供しています。多重債務者が弁護士・司法書士に相談・依頼する際に活用できる重要な制度です。
選択肢2「消費生活センターの相談と橋渡し機能」→ ✅正解(誤りではない)
全国の消費生活センターは多重債務に関する相談を受け付け、法律専門家(弁護士・司法書士)への紹介や、法テラス・財務局等の関係機関への橋渡しを行っています。
選択肢3「日本貸金業協会に相談窓口なし」→ ❌誤り
日本貸金業協会は、借主からの相談に対応する「借入相談窓口」や「多重債務相談窓口」を設置しており、業界団体として消費者対応を行っています。「相談窓口がない」という記述は誤りです。
選択肢4「財務局の多重債務相談窓口」→ ✅正解(誤りではない)
財務省の地方局(財務局・財務事務所)は、貸金業者に関する苦情・相談窓口を設けており、違法業者や過度な取立て等の申告を受け付けています。
背景知識
多重債務者が利用できる主な相談機関を整理します。
| 相談機関 | 主な役割 |
|---|---|
| 法テラス | 法律情報提供・弁護士費用立替(民事法律扶助) |
| 消費生活センター | 消費者相談・関係機関への橋渡し |
| 日本貸金業協会 | 業界団体としての借主相談窓口 |
| 財務局 | 貸金業者の監督・違法行為の申告受付 |
| 弁護士会・司法書士会 | 法律相談・任意整理等の手続き |
多重債務問題改善プログラムでは、ワンストップサービス(一か所で複数機関のサービスを提供)の整備が推進されています。
学習アドバイス
各相談機関の役割の違いを整理して覚えましょう。「日本貸金業協会も相談窓口を持つ」「財務局も相談を受け付ける」という点は見落としがちです。
まとめ
- 日本貸金業協会にも借主相談窓口がある
- 法テラスは弁護士費用の立替制度を提供
- 財務局は貸金業者の違法行為の申告を受付