【問293】貸金業務取扱主任者 練習問題|保証料の制限と媒介手数料
利息制限法・出資法 問79/92難易度C(難しい)
問題文
利息制限法における保証料及び媒介手数料の制限に関する次の記述のうち、その内容が適切でないものを1つ選びなさい。
- 1.保証料と利息の合計額が利息制限法第1条の上限利率を超える場合、保証料の超過部分が無効となる。
- 2.営業的金銭消費貸借の媒介を業として行う者が受ける媒介手数料についても、利息制限法の規制がある。
- 3.保証料の制限に違反した場合、利息の約定も含めて契約全体が無効となる。
- 4.保証料と媒介手数料がともに定められている場合、利息と合わせてすべてが利息制限法の上限利率の範囲内でなければならない。
解説
正解
正解は選択肢3です。保証料の制限に違反しても、無効となるのは保証料の超過部分のみであり、利息の約定や契約全体が無効となるわけではありません。
各選択肢の解説
選択肢1「保証料の超過部分が無効」→ ✅(適切)
利息制限法第8条第1項により、利息と保証料の合計額が上限を超えるときは、その超過部分について保証料の契約が無効とされます。
選択肢2「媒介手数料にも規制がある」→ ✅(適切)
利息制限法第9条は、営業的金銭消費貸借の媒介を業として行う者が受ける媒介手数料について規制を設けています。
選択肢3「契約全体が無効」→ ❌(不適切)
保証料の制限超過の場合、無効となるのは保証料の超過部分に限られます。利息の約定自体は上限利率の範囲内であれば有効であり、金銭消費貸借契約全体が無効になるわけではありません。
選択肢4「保証料・媒介手数料・利息の合計が上限内」→ ✅(適切)
利息制限法は、利息、保証料、媒介手数料について、合算して上限利率の範囲内でなければならないとしています。
背景知識
| 費目 | 根拠条文 | 制限方法 |
|---|---|---|
| 利息 | 第1条 | 元本額区分に応じた上限 |
| 保証料 | 第8条 | 利息との合計額で制限 |
| 媒介手数料 | 第9条 | 利息との合計額で制限 |
学習アドバイス
利息制限法の保証料・媒介手数料の制限違反の効果は「超過部分の無効」であり、契約全体の無効ではない点を正確に理解しましょう。
まとめ
- 保証料の制限超過は超過部分のみが無効(契約全体は無効にならない)
- 媒介手数料にも利息制限法の規制がある
- 利息・保証料・媒介手数料は合算して上限利率の範囲内でなければならない