【問291】貸金業務取扱主任者 練習問題|保証料の具体的な計算
利息制限法・出資法 問77/92難易度B(標準)
問題文
利息制限法における保証料の制限に関する次の記述のうち、その内容が適切でないものを1つ選びなさい。
- 1.営業的金銭消費貸借で元本80万円、約定利率年15%の場合、保証料は元本に対して年3%まで有効である。
- 2.営業的金銭消費貸借で元本150万円、約定利率年12%の場合、保証料は元本に対して年3%まで有効である。
- 3.営業的金銭消費貸借で元本5万円、約定利率年15%の場合、保証料は元本に対して年3%まで有効である。
- 4.営業的金銭消費貸借で元本50万円、約定利率年18%の場合、保証料を定めることは一切できない。
解説
正解
正解は選択肢3です。元本5万円の場合、利息の上限は年20%であり、約定利率が年15%であれば保証料は年5%まで有効です。
各選択肢の解説
選択肢1「元本80万円、利率15%→保証料年3%まで有効」→ ✅(適切)
元本80万円は「10万円以上100万円未満」の区分で利息上限は年18%です。約定利率15%+保証料3%=18%で上限利率以内です。
選択肢2「元本150万円、利率12%→保証料年3%まで有効」→ ✅(適切)
元本150万円は「100万円以上」の区分で利息上限は年15%です。約定利率12%+保証料3%=15%で上限利率以内です。
選択肢3「元本5万円、利率15%→保証料年3%まで有効」→ ❌(不適切)
元本5万円は「10万円未満」の区分で利息上限は年20%です。約定利率15%の場合、保証料は20%−15%=年5%まで有効であり、年3%まで「しか」有効でないとする本肢は不正確です。保証料は年5%まで有効です。
選択肢4「元本50万円、利率18%→保証料は一切不可」→ ✅(適切)
元本50万円は「10万円以上100万円未満」の区分で利息上限は年18%です。約定利率が既に年18%で上限に達しているため、保証料を加算する余地はありません。
背景知識
| 元本額 | 利息上限 | 約定利率 | 保証料上限 |
|---|---|---|---|
| 5万円 | 年20% | 年15% | 年5% |
| 50万円 | 年18% | 年18% | 年0% |
| 80万円 | 年18% | 年15% | 年3% |
| 150万円 | 年15% | 年12% | 年3% |
学習アドバイス
保証料の上限は「利息の上限利率 − 約定利率」で求められます。具体的な数値で計算練習をしておきましょう。
まとめ
- 保証料の上限 = 利息制限法の上限利率 − 約定利率
- 約定利率が上限利率に達していれば保証料は認められない
- 元本額の区分に応じた上限利率を正確に適用する