【問290】貸金業務取扱主任者 練習問題|保証料のみなし利息
利息制限法・出資法 問76/92難易度B(標準)
問題文
利息制限法における保証料のみなし利息に関する次の記述のうち、その内容が適切なものを1つ選びなさい。
- 1.利息制限法第8条第5項は、主たる債務者が保証人に対して保証料を支払う場合において、主たる債務者が特約により貸付けの相手方以外の者に対しても保証料を支払う義務を負うときは、当該保証料の額は利息とみなすと規定している。
- 2.保証料は常に利息とみなされるため、利息と保証料の合算は不要である。
- 3.保証人が受け取る保証料は、主たる債務者が直接支払う場合にのみ利息制限法の規制対象となる。
- 4.保証料のみなし利息の規定は、保証料が利息を超える場合にのみ適用される。
解説
正解
正解は選択肢1です。利息制限法第8条第5項は、主たる債務者が特約により保証料を支払う義務を負う場合の保証料を利息とみなす旨を規定しています。
各選択肢の解説
選択肢1「特約による保証料は利息とみなす」→ ✅(適切)
利息制限法第8条第5項は、債権者と保証人との間の保証料に関する特約により主たる債務者が保証料を支払う場合、その保証料を利息とみなすと規定しています。これにより利息制限法の制限を潜脱することが防止されています。
選択肢2「保証料は常に利息とみなされる」→ ❌(不適切)
保証料が利息とみなされるのは一定の場合に限られます。通常、保証料と利息は別個の性質を有しており、常に利息とみなされるわけではありません。
選択肢3「主たる債務者が直接支払う場合のみ」→ ❌(不適切)
保証料の規制対象は、直接支払いの場合に限られません。債権者を通じて間接的に支払われる場合も含まれます。
選択肢4「保証料が利息を超える場合にのみ適用」→ ❌(不適切)
保証料のみなし利息の規定は、保証料の額と利息の額の大小関係に関係なく適用されます。
背景知識
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 根拠条文 | 利息制限法第8条第5項 |
| 趣旨 | 保証料名目による利息制限の潜脱防止 |
| 効果 | 保証料を利息とみなす |
| 結果 | 利息の上限利率の範囲内でなければ無効 |
学習アドバイス
保証料を利息とみなす規定は、利息制限法の脱法行為を防止するために設けられています。どのような場合に保証料が利息とみなされるかを正確に理解しましょう。
まとめ
- 特約による保証料は利息とみなされる場合がある
- 利息制限法の脱法行為防止のための規定
- 保証料が常に利息とみなされるわけではない