【問272】貸金業務取扱主任者 練習問題|賠償額の予定と元本額の関係
利息制限法・出資法 問58/92難易度B(標準)
問題文
利息制限法における賠償額の予定の制限に関する次の記述のうち、その内容が適切でないものを1つ選びなさい。
- 1.元本額が8万円の金銭消費貸借において、債務不履行による賠償額の予定の上限は年29.2%である。
- 2.元本額が50万円の金銭消費貸借において、債務不履行による賠償額の予定の上限は年26.28%である。
- 3.元本額が200万円の金銭消費貸借において、債務不履行による賠償額の予定の上限は年21.9%である。
- 4.元本額が100万円の金銭消費貸借において、債務不履行による賠償額の予定の上限は年26.28%である。
解説
正解
正解は選択肢4です。元本額が100万円の場合、利息の上限利率は年15%であり、賠償額の予定の上限は年21.9%(15%×1.46)となります。
各選択肢の解説
選択肢1「元本8万円→年29.2%」→ ✅(適切)
元本10万円未満の利息上限は年20%であり、賠償額の予定の上限は20%×1.46=年29.2%です。
選択肢2「元本50万円→年26.28%」→ ✅(適切)
元本10万円以上100万円未満の利息上限は年18%であり、賠償額の予定の上限は18%×1.46=年26.28%です。
選択肢3「元本200万円→年21.9%」→ ✅(適切)
元本100万円以上の利息上限は年15%であり、賠償額の予定の上限は15%×1.46=年21.9%です。
選択肢4「元本100万円→年26.28%」→ ❌(不適切)
元本100万円は「100万円以上」の区分に該当し、利息上限は年15%です。したがって、賠償額の予定の上限は15%×1.46=年21.9%であり、年26.28%は誤りです。「100万円未満」と「100万円以上」の境界に注意が必要です。
背景知識
| 元本額 | 利息上限 | 賠償予定上限 |
|---|---|---|
| 10万円未満 | 年20% | 年29.2% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18% | 年26.28% |
| 100万円以上 | 年15% | 年21.9% |
学習アドバイス
「以上」「未満」の境界は試験で狙われやすいポイントです。100万円ちょうどは「100万円以上」に該当し、利率は年15%が適用される点を正確に覚えましょう。
まとめ
- 元本100万円は「100万円以上」の区分で利息上限は年15%
- 賠償額の予定の上限は年21.9%(15%×1.46)
- 元本額区分の境界(以上・未満)を正確に理解することが重要