【問266】貸金業務取扱主任者 練習問題|天引き利息の計算
利息制限法・出資法 問52/92難易度B(標準)
問題文
貸金業者Aが個人Bに対し、契約上の元本100万円、年利15%の利息15万円を天引きして85万円を交付した場合に関する次の記述のうち、その内容が適切なものを1つ選びなさい。
- 1.利息制限法上の元本は100万円であり、上限金利は年15%である。
- 2.利息制限法上の元本は85万円であり、上限金利は年18%である。
- 3.天引きされた15万円はすべて有効な利息である。
- 4.この貸付けの実質的な利率は年15%である。
解説
正解
正解は選択肢2です。天引き利息の場合、利息制限法上の元本は実際の受領額である85万円です。85万円は「10万円以上100万円未満」に該当するため、上限金利は年18%となります。
各選択肢の解説
選択肢1「元本100万円、上限15%」→ ❌
天引き利息の場合、利息制限法上の元本は契約上の100万円ではなく、実際の受領額85万円です(利息制限法第2条)。
選択肢2「元本85万円、上限18%」→ ✅
実際の受領額85万円が利息制限法上の元本となります。85万円は「10万円以上100万円未満」の区分に該当し、上限金利は年18%です。
選択肢3「15万円はすべて有効」→ ❌
天引き後の元本85万円を基準に上限金利を判定する必要があります。年18%の上限で85万円の利息上限は153,000円ですが、実質的な利率の計算が必要です。
選択肢4「実質利率は年15%」→ ❌
契約上は年15%ですが、天引きにより実際に借主が受け取ったのは85万円です。15万円÷85万円≒約17.6%が実質的な利率です。
学習アドバイス
天引き利息の問題では、まず受領額を特定し、次にその金額に基づいて上限金利の区分を判定するという2段階の思考が必要です。
まとめ
- 天引き後の受領額85万円が利息制限法上の元本
- 85万円は「10万円以上100万円未満」で上限は年18%
- 実質利率は約17.6%(15万円÷85万円)