【問249】貸金業務取扱主任者 練習問題|出資法と利息制限法の関係
利息制限法・出資法 問35/92難易度A(易しい)
問題文
出資法と利息制限法の関係に関する次の記述のうち、その内容が適切なものを1つ選びなさい。
- 1.出資法は刑事罰を定めた法律であり、利息制限法は民事上の効力を定めた法律である。
- 2.出資法に違反する利率の貸付けは、利息制限法にも必ず違反する。
- 3.利息制限法に違反する利率の貸付けは、出資法にも必ず違反する。
- 4.出資法と利息制限法は、全く同一の上限金利を定めている。
解説
正解
正解は選択肢1です。出資法は刑事法、利息制限法は民事法という基本的な性格の違いがあります。
各選択肢の解説
選択肢1「出資法は刑事法、利息制限法は民事法」→ ✅
出資法は高金利の貸付けに刑事罰を科す法律であり、利息制限法は上限金利を超える利息の約定の民事上の効力(超過部分の無効)を定める法律です。
選択肢2「出資法違反は利息制限法にも違反」→ ❌
出資法の上限(業として行う場合は年20%)を超える場合、利息制限法の上限も超えているケースが多いですが、必ずしもそうとは限りません。例えば、元本10万円未満で利息制限法の上限は年20%ですが、出資法の上限も年20%であり、一致しています。
選択肢3「利息制限法違反は出資法にも違反」→ ❌
利息制限法の上限を超えていても、出資法の上限(年20%)以内であれば出資法違反にはなりません。例えば元本100万円以上で年16%の利息は利息制限法の上限(15%)を超えますが、出資法の上限(20%)以内です。
選択肢4「同一の上限金利」→ ❌
両法律の上限金利は異なります。利息制限法は元本額に応じて年20%・18%・15%、出資法(業として行う場合)は一律年20%です。
学習アドバイス
出資法と利息制限法の関係は貸金業務取扱主任者試験の最重要テーマの一つです。両法律の性格・上限金利の違いを明確に整理しましょう。
まとめ
- 出資法は刑事法(刑事罰)、利息制限法は民事法(超過部分無効)
- 両法律の上限金利は異なる
- 利息制限法違反でも出資法違反とは限らない