【問146】貸金業務取扱主任者 練習問題|広告審査と自主規制の実効性
貸金業法 問146/214難易度C(難しい)
問題文
貸金業協会による広告審査及び自主規制に関する次の記述のうち、その内容が適切なものを1つ選びなさい。
- 1.貸金業協会は、その社員である貸金業者の貸付けの条件等の広告について、自主規制規則を定め、社員にこれを遵守させなければならない。
- 2.貸金業協会が定める自主規制規則は、法的拘束力を一切有しないため、社員が遵守しなくても何らの制裁も受けない。
- 3.貸金業協会の自主規制規則は、貸金業法に基づく法律上の規制よりも常に厳格でなければならない。
- 4.貸金業協会による広告審査は、テレビCMにのみ適用され、インターネット広告には適用されない。
解説
正解
正解は選択肢1です。貸金業法第32条に基づき、貸金業協会は広告に関する自主規制規則を定め、社員に遵守させる義務があります。
各選択肢の解説
選択肢1「自主規制規則を定め社員に遵守させる」→ ✅
貸金業法第32条により、貸金業協会はその社員の営業に関し、広告、勧誘等に関する自主規制規則を定め、社員にこれを遵守させなければなりません。これは協会の重要な業務の一つです。
選択肢2「遵守しなくても制裁を受けない」→ ❌
自主規制規則に違反した社員に対しては、貸金業協会は過怠金の賦課や除名等の制裁措置を講じることができます。自主規制規則には協会内での実効性を担保する仕組みが設けられています。
選択肢3「法律上の規制より常に厳格でなければならない」→ ❌
自主規制規則は法律の趣旨を踏まえた上乗せ的な規制を設けることが期待されますが、「常に」法律上の規制より厳格でなければならないという一般的な法的要件はありません。
選択肢4「テレビCMにのみ適用」→ ❌
貸金業協会の広告に関する自主規制は、テレビCMに限定されず、インターネット広告、新聞広告、チラシ等あらゆる広告媒体に適用されます。
背景知識
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 根拠条文 | 貸金業法第32条 |
| 規制対象 | 広告、勧誘等全般 |
| 適用範囲 | すべての広告媒体 |
| 違反時の制裁 | 過怠金の賦課、除名等 |
貸金業協会の自主規制は、法律上の規制を補完するものとして重要な役割を果たしています。特に広告に関する自主規制は、消費者保護の観点から業界全体の広告の質を維持するために機能しています。
学習アドバイス
自主規制規則は「法的拘束力がない」のではなく、協会内での制裁措置により実効性が担保されている点を理解しましょう。広告審査がすべての媒体に適用される点も重要です。
まとめ
- 貸金業協会は広告等に関する自主規制規則を定め社員に遵守させる義務がある
- 違反した社員には過怠金や除名等の制裁措置がある
- 広告審査はテレビCMに限らずすべての広告媒体に適用される