【問256】個人情報保護士 練習問題|メール誤送信対策
情報セキュリティ 問76/120難易度B(標準)
問題文
電子メールによる個人情報の誤送信を防止するための対策として、最も不適切なものはどれか。
- 1.メール送信前に宛先、CC、BCCを確認するルールを設ける
- 2.個人情報を含む添付ファイルにはパスワードを設定する
- 3.複数の顧客にメールを一斉送信する際は、宛先をTOに全員入力する
- 4.メール送信の一時保留機能を導入し、送信後一定時間内であれば取り消しできるようにする
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り(適切な対策)
送信前の宛先確認は誤送信防止の基本です。特にオートコンプリート機能による宛先の誤選択に注意が必要です。
選択肢2 → ❌誤り(適切な対策)
添付ファイルへのパスワード設定は、誤送信時にファイルの内容が直接閲覧されることを防ぐ対策です。パスワードは別の手段(電話等)で伝えることが推奨されます。
選択肢3 → ✅正解(不適切な対策)
複数の顧客にメールを送信する際にTOに全員のアドレスを入力すると、受信者全員に他の受信者のメールアドレスが公開され、個人情報の漏えいとなります。BCC機能を使用するか、メール配信システムを利用すべきです。
選択肢4 → ❌誤り(適切な対策)
メール送信の一時保留機能は、送信直後に誤りに気づいた場合に取り消しができるため、誤送信対策として有効です。
背景知識
メールの誤送信は個人情報漏えい事故の中で最も件数が多い原因の一つです。特にBCCとTOの使い分けミスにより、大量のメールアドレスが漏えいする事故が頻繁に発生しています。対策としては、送信前チェックリストの運用、自動BCC変換機能、送信保留機能、添付ファイルの暗号化、メール送信時の上長承認ワークフローの導入などがあります。組織としてメール送信ルールを策定し、定期的な教育を行うことが重要です。
学習アドバイス
メール誤送信対策では、TO・CC・BCCの使い分けは必ず出題されるポイントです。それぞれの機能と適切な使用場面を正確に理解しておきましょう。送信前確認、暗号化、保留機能など複数の対策を組み合わせる考え方も重要です。
まとめ
- 複数宛先への一斉送信ではBCCを使用し、メールアドレスの漏えいを防ぐ
- 送信前の宛先確認と添付ファイルの暗号化が基本対策
- メール送信保留機能の導入も有効な対策