【問257】個人情報保護士 練習問題|廃棄の外部委託管理
情報セキュリティ 問77/120難易度B(標準)
問題文
個人情報を含む書類や電子媒体の廃棄を外部業者に委託する場合の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.廃棄業者の選定にあたっては価格のみを基準にすればよい
- 2.廃棄を委託すれば、委託元の管理責任はなくなる
- 3.委託先から廃棄証明書を取得し、廃棄が確実に実施されたことを確認する
- 4.廃棄処理の現場立会いは過剰な対応であり不要である
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
廃棄業者の選定では、価格だけでなく、セキュリティ体制、処理方法、実績、認証取得状況(プライバシーマーク等)を総合的に評価すべきです。
選択肢2 → ❌誤り
廃棄を外部委託しても、委託元としての管理監督責任は残ります。個人情報保護法においても、委託先の監督義務が定められています。
選択肢3 → ✅正解
廃棄証明書(データ消去証明書)を取得することで、廃棄が確実に実施されたことを客観的に確認でき、監査時のエビデンスとしても活用できます。
選択肢4 → ❌誤り
廃棄処理の現場立会いは、特に機密性の高い情報を含む場合に有効な監督手段です。立会いによって廃棄の確実性を直接確認でき、不適切な処理を防止できます。
背景知識
個人情報の廃棄を外部業者に委託する場合、委託元には委託先の選定と監督の義務があります。委託先の選定基準としては、セキュリティ体制、廃棄方法(溶解、裁断、物理破壊等)、搬送時の安全対策、従業員教育の状況、第三者認証の取得状況などを確認します。契約書には秘密保持条項、再委託の制限、廃棄証明書の発行義務を明記し、必要に応じて現場立会いや定期監査を実施します。廃棄業者の不適切な処理により情報漏えいが発生した事例もあり、委託先管理の重要性は高まっています。
学習アドバイス
廃棄の外部委託は「委託先管理」のテーマと密接に関連します。委託先の選定基準、契約条項、監督方法(廃棄証明書、現場立会い、定期監査)を整理して覚えておくと、幅広い問題に対応できます。
まとめ
- 廃棄を委託しても委託元の管理監督責任は残る
- 廃棄証明書を取得して廃棄の確実性を確認する
- 委託先の選定はセキュリティ体制を含めて総合的に評価する