【問254】個人情報保護士 練習問題|記録媒体の廃棄
情報セキュリティ 問74/120難易度B(標準)
問題文
個人情報が記録された電子媒体の廃棄方法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- 1.ハードディスクの廃棄には物理的な破壊や専用ソフトウェアによるデータ消去を行う
- 2.USBメモリのデータは通常の削除操作(ごみ箱への移動)で完全に消去される
- 3.CDやDVDはシュレッダー(メディア対応型)や物理的な破壊により廃棄する
- 4.SSDの廃棄には暗号化消去(Cryptographic Erase)が有効な方法の一つである
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り(適切な方法)
ハードディスクの廃棄には、物理的破壊(穴あけ、磁気破壊)や専用ソフトウェアによるデータ上書き消去が有効です。データ復元を困難にするため、複数回の上書きが推奨されます。
選択肢2 → ✅正解(不適切な記述)
通常の削除操作ではファイルの管理情報が消去されるだけで、データ本体はメディア上に残存します。復元ソフトウェアを使用すれば容易にデータを復元できるため、完全な消去とはいえません。
選択肢3 → ❌誤り(適切な方法)
CDやDVDはメディア対応型シュレッダーで裁断するか、物理的に破壊(割る、傷をつける)することで、データの読み取りを困難にできます。
選択肢4 → ❌誤り(適切な方法)
SSDはハードディスクと異なり、上書き消去の効果が不確実な場合があります。暗号化消去(事前に暗号化した上で暗号鍵を破棄する方法)は、SSDの廃棄において有効な方法です。
背景知識
電子媒体の廃棄は、書類の廃棄と同様に情報漏えい防止の観点から重要です。通常の削除操作(ごみ箱への移動やフォーマット)ではデータは完全に消去されず、専用ツールで復元可能です。媒体の種類に応じた適切な消去・廃棄方法を選択する必要があります。ハードディスクにはデガウス(磁気消去)や物理破壊、SSDには暗号化消去や物理破壊が有効です。廃棄を外部業者に委託する場合は、データ消去証明書の発行を受けることが重要です。
学習アドバイス
媒体の種類(HDD、SSD、USB、CD/DVD)ごとの適切な廃棄方法の違いを整理しておきましょう。特に「通常の削除ではデータは消えない」という点は頻出です。SSDとHDDで有効な消去方法が異なる点も重要です。
まとめ
- 通常の削除操作ではデータは完全に消去されない
- 媒体の種類に応じた適切な廃棄方法を選択する
- 廃棄を委託する場合はデータ消去証明書を取得する