【問52】個人情報保護士 練習問題|適正な取得・利用目的の制限
個人情報保護法 問52/170難易度A(易しい)
問題文
利用目的による制限(目的外利用の禁止)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.あらかじめ本人の同意を得れば、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱うことができる。
- 2.事業者の判断で利用目的を自由に変更し、変更後の目的で利用することができる。
- 3.目的外利用が認められるのは、本人の同意がある場合のみであり、他に例外はない。
- 4.従業員の個人情報であれば、企業の裁量で目的外利用が認められる。
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
法第18条第1項により、あらかじめ本人の同意を得ないで、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱ってはなりません。裏を返せば、あらかじめ本人の同意を得れば、利用目的の範囲を超えた利用(目的外利用)が可能です。
選択肢2 → ❌誤り
利用目的の変更は、法第17条第2項により、変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲に限られます。事業者の判断で自由に変更することはできません。
選択肢3 → ❌誤り
目的外利用が認められるのは、本人の同意がある場合のほか、法第18条第3項各号に定める例外事由に該当する場合にも認められます。法令に基づく場合、人の生命・身体・財産の保護に必要な場合等がこれにあたります。
選択肢4 → ❌誤り
従業員の個人情報であっても、利用目的の制限は同様に適用されます。従業員であることを理由とした目的外利用の特例は認められていません。
背景知識
法第18条は、利用目的による制限として、特定した利用目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱いを原則として禁止しています。例外事由として、本人の同意のほか、法令に基づく場合(法第18条第3項第1号)、人の生命・身体・財産の保護に必要で本人同意が困難な場合(同項第2号)、公衆衛生・児童の健全育成に必要で本人同意が困難な場合(同項第3号)、国等への協力(同項第4号)が定められています。
学習アドバイス
目的外利用の例外事由は第三者提供の例外事由と類似しています。両者を比較して覚えると効率的です。本人の同意以外の例外事由を正確に暗記しておくことが重要です。
まとめ
- 目的外利用はあらかじめ本人の同意を得れば可能
- 本人同意のほか法定の例外事由がある
- 従業員の個人情報にも利用目的の制限は適用される