【問7】個人情報保護士 練習問題|基本理念と個人情報の性質
個人情報保護法 問7/170難易度B(標準)
問題文
個人情報保護法の基本理念(法第3条)に照らして、個人情報の取扱いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.個人情報は経済的価値のあるデータであり、市場原理に委ねるべきである。
- 2.個人情報は一度公開されれば、誰でも自由に利用できるものである。
- 3.個人情報は個人の人格と密接に関連しており、その取扱いには慎重さが求められる。
- 4.個人情報の保護は道義的な問題であり、法的な義務ではない。
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
個人情報は単なる経済的データではなく、人格と密接に関連するものです。市場原理のみに委ねるべきではありません。
選択肢2 → ❌誤り
公開された個人情報であっても、取扱いには一定のルールがあります。自由に利用できるわけではありません。
選択肢3 → ✅正解
法第3条の基本理念は、個人情報が個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることを明確にしています。
選択肢4 → ❌誤り
個人情報の保護は法的義務として規定されており、単なる道義的問題ではありません。違反には罰則もあります。
背景知識
個人情報保護法第3条の基本理念は、個人情報が個人の人格と不可分の関係にあることを前提としています。氏名、住所、生年月日などの情報は、その個人のアイデンティティそのものであり、不適切に取り扱われた場合には人格的利益が侵害される可能性があります。この認識が法全体の解釈と運用の基礎となっています。
学習アドバイス
個人情報と「人格」の関連性を理解することが重要です。データとしての側面だけでなく、人格的側面があることが法の根幹にある考え方です。
まとめ
- 個人情報は個人の人格と密接に関連する
- 公開情報であっても自由利用とはならない
- 個人情報の保護は法的義務であり道義的問題にとどまらない