【問61】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|脳血管障害の障害特性
疾患・障害別の特性 問1/30難易度B(標準)
問題文
脳血管障害(脳卒中)の障害特性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.片麻痺は左右両側の下肢に対称に現れる麻痺であり、上肢の機能は保たれることが多い。
- 2.失語症は構音器官の麻痺によって発音が不明瞭になる障害であり、言葉の理解の機能は必ず保たれる。
- 3.高次脳機能障害には半側空間無視や注意障害などが含まれ、外見からは分かりにくいため生活場面での観察が重要である。
- 4.運動麻痺は患側・健側の区別なく全身に均等に現れるため、住環境整備で左右差を考慮する必要はない。
解説
脳血管障害の後遺症には片麻痺や失語症のほか、半側空間無視・注意障害・記憶障害などの高次脳機能障害があり、これらは麻痺と違って外見からは分かりにくいため、生活場面での動作や行動の観察を通じて把握することが重要である。よって高次脳機能障害に関する記述が正しい。片麻痺は身体の左右どちらか一側の上下肢に現れる麻痺であり、両側下肢の対称な麻痺(対麻痺)とする記述は誤り。失語症は話す・聞く・読む・書くといった言語機能そのものの障害であり、発音が不明瞭になる構音障害と混同したうえ理解が必ず保たれるとする記述も誤り。脳血管障害の麻痺には患側と健側の区別があり、住環境整備では健側で使いやすい配置を検討することが基本となるため、左右差を考慮しないとする記述も誤りである。