【問41】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|ICFの概要
障害とリハビリテーション 問1/20難易度A(易しい)
問題文
ICF(国際生活機能分類)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.ICFは、2001年にWHO(世界保健機関)で採択された、人間の生活機能と障害に関する分類である。
- 2.ICFは、1980年に国際連合で採択された障害者の権利に関する条約の一部である。
- 3.ICFは、障害というマイナス面のみを取り出して分類することを目的として作成された。
- 4.ICFは障害のある人だけを対象としており、障害のない人の生活機能は分類の対象に含まれない。
解説
ICF(国際生活機能分類)は、2001年にWHO(世界保健機関)の総会で採択された、人間の生活機能と障害に関する国際的な分類であり、選択肢1が適切である。ICFは心身機能・身体構造、活動、参加という生活機能のプラス面を中心に据え、環境因子・個人因子という背景因子との相互作用で人の生活の全体像をとらえる点に特徴がある。選択肢2は誤りで、ICFは条約ではなくWHOの分類であり、1980年に発表されたのは前身のICIDH(国際障害分類)である。選択肢3は誤りで、マイナス面中心の分類はICIDHの特徴であり、ICFはむしろその反省に立って中立的・肯定的な用語で生活機能をとらえる。選択肢4も誤りで、ICFは障害の有無にかかわらずすべての人の生活機能を記述できる普遍的な分類として設計されている。