【問40】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|相談援助の基本的考え方
相談援助と連携 問20/20難易度C(難しい)
問題文
福祉住環境整備の相談援助の基本的な考え方に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.住まいの困りごとの相談では、その背景にある身体状況や介護状況にも目を向けて全体像をとらえる。
- 2.住環境整備では、本人が現在の動作方法を住宅側の造りに合わせて変えることをまず目標とし、環境を変えるのはそれが達成できない場合に限るのが原則である。
- 3.福祉用具の活用と住宅改修を組み合わせて検討することで、より適切な解決策が得られる場合がある。
- 4.経済的な負担が課題となる場合には、介護保険制度など利用できる制度についての情報提供も行う。
解説
住環境整備の基本的な考え方は、人が住宅に合わせて無理な動作を強いられる状態を改め、住環境の側を本人の身体状況や動作に合わせて整えることにある。動作方法を住宅に合わせて変えることをまず目標とする選択肢2はこの原則と逆であり、最も不適切である。無理な動作の継続は転倒などの危険や活動意欲の低下を招くため、環境側への働きかけを軸に検討する。選択肢1は適切で、住まいの困りごとは身体機能の低下や介護状況と結びついており、全体像の把握が適切な援助の前提となる。選択肢3も適切で、改修工事と福祉用具を組み合わせれば、大がかりな工事によらず柔軟で効果的な解決が可能になる場合がある。選択肢4も適切で、介護保険の住宅改修費や福祉用具貸与など、負担を軽減する制度の情報提供は相談援助の重要な内容である。