【問197】知的財産管理技能検定2級 練習問題|出願・権利化戦略
知財実務 問16/19難易度B(標準)
問題文
技術情報を特許出願するか、ノウハウとして秘匿するかの戦略判断に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.特許出願をすると、原則として出願の日から1年6か月を経過した後に出願公開され、技術内容が公になる。
- 2.ノウハウとして秘匿した技術は、第三者が独自に開発して特許を取得しても、その特許権の行使を一切受けることはない。
- 3.製品を分解すれば容易に技術内容が判明する技術は、特許出願よりも秘匿による保護に適している。
- 4.ノウハウとして秘匿する場合、営業秘密として管理していなくても不正競争防止法による保護を受けられる。
解説
特許出願をすると、原則として出願の日から1年6か月経過後に出願公開され技術内容が公になります(特許法64条)。よって1が正しい。2について、第三者が独自開発して特許を取得した場合、自社は先使用権(同79条)の範囲でしか保護されず、行使を一切受けないとはいえません。3について、分解等で容易に技術が判明する技術は秘匿に向かず、特許による保護が適します。4について、不正競争防止法の営業秘密として保護されるには秘密管理性等の要件を満たす管理が必要です(同法2条6項)。