【問188】知的財産管理技能検定2級 練習問題|先使用権
知財実務 問7/19難易度B(標準)
問題文
先使用による通常実施権(先使用権)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.先使用権が認められるためには、他人の特許出願前に、実施の事実を特許庁に届け出ておく必要がある。
- 2.先使用権は、他人の特許出願の際に、その発明の実施である事業をしている場合だけでなく、その事業の準備をしている場合にも認められることがある。
- 3.先使用権に基づいて実施をする者は、特許権者に対して相当の実施料を支払わなければならない。
- 4.先使用権が認められる範囲は、事業の目的を問わず、特許発明の技術的範囲の全体に及ぶ。
解説
先使用権は、他人の特許出願の際に、その発明の実施である事業をしている場合のほか、事業の準備をしている場合にも認められます(特許法79条)。よって2が正しい。1について、届出等の手続は要件ではありません。3について、先使用権は無償の法定通常実施権であり実施料の支払は不要です。4について、その範囲は実施又は準備をしている発明及び事業の目的の範囲内に限られます(同79条)。