【問184】知的財産管理技能検定2級 練習問題|ライセンス契約
知財実務 問3/19難易度A(易しい)
問題文
特許のライセンス契約におけるロイヤルティ(実施料)等の定めに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ライセンサーがライセンシーの製品の販売価格を指定して守らせることは、独占禁止法上、原則として問題とならない。
- 2.実施の有無にかかわらず一定額を支払う最低実施料(ミニマムロイヤルティ)を定めることは、およそ認められない。
- 3.ランニングロイヤルティとは、契約締結時に一括して支払う一時金方式の実施料をいう。
- 4.対象特許権が存続期間の満了により消滅した後も、その特許発明の実施に対して実施料の支払義務を課すことは、独占禁止法上問題となる場合がある。
解説
特許権の消滅後もその発明の実施に対して実施料の支払義務を課すことは、不公正な取引方法として問題となる場合があります(公正取引委員会「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」)。よって4が正しい。1について、ライセンシーが製造・販売する製品の販売価格を拘束することは、不公正な取引方法(拘束条件付取引等)に当たり原則として問題となります。2のミニマムロイヤルティの定めは一般に有効です。3について、ランニングロイヤルティは生産・販売の実績に応じて支払う出来高払いであり、契約時の一時金(イニシャルロイヤルティ)とは異なります。