【問170】知的財産管理技能検定2級 練習問題|不公正な取引方法とライセンス
関連法規 問3/14難易度C(難しい)
問題文
特許権者Aが、Bに対して特許発明の実施を許諾するにあたって設ける次の条項のうち、独占禁止法上問題となるおそれが最も低いものはどれか。
- 1.Bが製造・販売するライセンス製品の販売価格を、Aが指定する条項。
- 2.Bによる実施を、A・Bが合意した特定の技術分野に限定する条項。
- 3.Bが、Aの競争者から競争品の供給を受けることを禁止する条項。
- 4.Bが取得した改良技術に係る権利を、すべてAに帰属させる条項。
解説
実施を特定の技術分野(利用分野)に限定することは、特許権の行使の一態様として原則独占禁止法上問題とならず、2が最も問題となるおそれが低い。販売価格の指定(1)は価格の拘束として、競争品の取扱い禁止(3)は排他条件付取引等として、ライセンシーの改良技術のライセンサーへの独占的帰属(4)は不当なアサインバックとして、いずれも不公正な取引方法(独占禁止法2条9項、19条)に該当するおそれがある(公正取引委員会「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」)。