【問93】知的財産管理技能検定2級 練習問題|商標権の効力
商標法 問17/28難易度A(易しい)
問題文
商標権者が有する権利の効力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.商標権の効力は、登録商標と同一の商標を同一の商品・役務に使用する場合にのみ及び、類似する範囲には一切及ばない。
- 2.商標権者は、登録商標に類似する商標についても、指定商品について自らこれを独占的に使用する権利(専用権)を有する。
- 3.商標権者は、指定商品と非類似の商品についても、登録商標を独占的に使用する権利を当然に専有する。
- 4.商標権者は指定商品・役務について登録商標(同一の商標)を使用する権利を専有し、加えて、指定商品等に類似する商品等について登録商標又はこれに類似する商標を他人が使用する行為は原則として侵害とみなされる。
解説
商標権者は指定商品・役務について登録商標(同一の商標)を使用する権利を専有し(専用権。商標法25条)、加えて、指定商品等に類似する商品等について登録商標又はこれに類似する商標を他人が使用する行為は侵害とみなされる(禁止権。37条1号)。よって4が正しい。1は類似範囲に禁止権が及ぶ点で誤り。2・3は誤りで、類似範囲は他人の使用を排除できる禁止権にとどまり、自ら独占できる専用権(独占的使用権)は同一範囲に限られ、非類似範囲には効力が及ばない(著名商標の防護標章は別制度)。