【問85】知的財産管理技能検定2級 練習問題|先願(8条)
商標法 問9/28難易度A(易しい)
問題文
商標法8条(先願)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.先願の規定は、指定商品・役務が互いに非類似であっても、商標が同一でありさえすれば適用される。
- 2.先願の規定(8条)は、既に登録されている他人の商標との関係を定めたものであり、出願と出願との競合には適用されない。
- 3.先にされた商標登録出願が取り下げられたときは、その出願は初めからなかったものとみなされ、後願を排除する先願の地位を有しない。
- 4.同日にされた二以上の出願については、出願の受付の時刻の先後によって、常に一方の出願人が登録を受ける。
解説
8条3項は、商標登録出願が放棄・取下げ・却下されたとき等はその出願を初めからなかったものとみなすと定めるため、取り下げられた先願は後願排除の先願の地位を失う(3が正しい)。1は、先願が問題となるのは同一・類似の商品・役務についての同一・類似の商標であり、商品が非類似なら適用されないため誤り。2は、出願同士の競合を規律するのが8条であり、登録商標との関係は4条1項11号の問題であるから誤り。4は、同日出願は時刻の先後で決せず協議・くじによる(8条2項・5項)ため誤り。