【問68】知的財産管理技能検定2級 練習問題|著作隣接権(実演家の権利)
著作権法 問28/36難易度B(標準)
問題文
実演家の権利に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.実演家は、その実演について録音権及び録画権を有するほか、氏名表示権や同一性保持権といった実演家人格権を有する。
- 2.実演家人格権は財産的な権利であるため、契約により他人に譲渡することができる。
- 3.実演家は自らの実演を放送する権利を有しないため、放送事業者は実演家の許諾を得ることなく実演を放送できる。
- 4.実演家に認められているのは財産的な権利のみであり、人格的利益を保護する権利は認められていない。
解説
実演家は録音権・録画権(91条)等の財産権のほか、氏名表示権(90条の2)及び同一性保持権(90条の3)という実演家人格権を有する(選択肢1が正しい)。実演家人格権は実演家の一身に専属し譲渡することができない(101条の2)ので、財産権として譲渡できるとする記述は誤り(選択肢2は誤り)。実演家は放送権・有線放送権を有する(92条1項)ため、原則として許諾が必要である(選択肢3は誤り)。実演家には実演家人格権が認められている(選択肢4は誤り)。