【問60】知的財産管理技能検定2級 練習問題|権利制限(引用)
著作権法 問20/36難易度B(標準)
問題文
著作物の引用(著作権法32条1項)が適法と認められるための要件に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.引用の目的は報道、批評、研究のいずれかに限定されており、これら以外の目的で引用することは一切認められない。
- 2.引用が適法と認められるためには、引用して利用する他人の著作物が既に公表されたものであることが必要である。
- 3.適法な引用に当たる場合には、引用した著作物の出所を明示する義務は課されていない。
- 4.引用に際しては、引用する側である自己の著作物が「従」、引用される他人の著作物が「主」の関係になければならない。
解説
著作権法32条1項は「公表された著作物は、引用して利用することができる」と定め、引用対象が公表済みであることを要する(選択肢2が正しい)。引用目的は「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」とされ、これらに限定されない(選択肢1は誤り)。32条の引用には48条1項1号により出所の明示が必要(選択肢3は誤り)。主従関係は引用する側の著作物が「主」、引用される著作物が「従」でなければならず、記述は逆である(選択肢4は誤り)。