【問57】知的財産管理技能検定2級 練習問題|著作財産権(翻案権・二次的著作物)
著作権法 問17/36難易度A(易しい)
問題文
小説家甲の小説を原作として、乙が甲の許諾を得てその脚本(二次的著作物)を創作した。この二次的著作物の利用に関する説明として最も適切なものはどれか。
- 1.二次的著作物が創作された後は、原著作者である甲の権利は当該二次的著作物には一切及ばなくなる
- 2.原著作者である甲は、乙が創作した二次的著作物の利用に関し、二次的著作物の著作者である乙が有するものと同一の種類の権利を専有する
- 3.二次的著作物の著作権は原著作者である甲のみに帰属し、これを創作した乙は何らの権利も有しない
- 4.第三者が二次的著作物を利用する場合には、乙の許諾を得れば足り、原著作者である甲の許諾は不要である
解説
二次的著作物の原著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する(著作権法28条)。したがって第三者が二次的著作物(脚本)を利用するには、原則として原著作者甲と二次的著作物の著作者乙の双方の許諾が必要となる。原著作者の権利が一切及ばなくなる、乙が何らの権利も有しない、甲の許諾が不要とするのは、いずれも誤り。