【問255】貸金業務取扱主任者 練習問題|グレーゾーン金利の解消の影響
利息制限法・出資法 問41/92難易度C(難しい)
問題文
グレーゾーン金利の解消に関する次の記述のうち、その内容が適切でないものを1つ選びなさい。
- 1.グレーゾーン金利の解消により、貸金業者が受け取ることのできる利息の上限は利息制限法の上限金利以内に限定された。
- 2.グレーゾーン金利の解消に伴い、出資法の上限金利が年29.2%から年20%に引き下げられた。
- 3.グレーゾーン金利の解消は、貸金業者の収益構造に大きな影響を与えた。
- 4.グレーゾーン金利が解消された現在でも、利息制限法の上限金利と出資法の上限金利の間に大きな差が存在する。
解説
正解
正解は選択肢4です。グレーゾーン金利解消後は、出資法の上限金利(年20%)と利息制限法の最高上限金利(年20%)が一致しており、大きな差は存在しません。
各選択肢の解説
選択肢1「利息の上限は利息制限法以内」→ ✅(適切)
出資法の上限が利息制限法の上限と一致したことにより、利息制限法の上限を超える利息の受領は刑事罰の対象にもなります。
選択肢2「出資法上限が年29.2%から年20%に」→ ✅(適切)
法改正により出資法の上限金利が引き下げられました。
選択肢3「貸金業者の収益構造に影響」→ ✅(適切)
グレーゾーン金利の解消により、多くの貸金業者がビジネスモデルの転換を迫られました。
選択肢4「現在も大きな差が存在」→ ❌(不適切)
出資法の上限(年20%)は利息制限法の元本10万円未満の上限(年20%)と一致しています。元本額によっては差がありますが(例:100万円以上は利息制限法15%、出資法20%)、「大きな差」とはいえず、旧法時代のような問題は解消されています。
学習アドバイス
グレーゾーン金利解消の背景には多重債務問題の深刻化がありました。法改正の社会的背景も理解しておくと試験対策に有効です。
まとめ
- グレーゾーン金利解消で利息制限法と出資法の上限金利がほぼ一致
- 旧法時代のような大きな差は存在しない
- 貸金業界に大きな構造変化をもたらした