【問286】個人情報保護士 練習問題|ネットワーク分離
情報セキュリティ 問106/120難易度B(標準)
問題文
個人情報を取り扱うネットワークの分離(セグメンテーション)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ネットワーク分離は、ネットワークを複数のセグメントに分割して不正アクセスの影響範囲を限定する対策である
- 2.全てのシステムを一つのフラットなネットワークに接続する方が管理が容易で安全性も高い
- 3.VLAN(仮想LAN)を設定しても、ネットワーク分離の効果は得られない
- 4.ネットワーク分離を行えば、各セグメント内でのセキュリティ対策は不要になる
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
ネットワーク分離(セグメンテーション)は、ネットワークを目的や機密レベルに応じて複数のセグメントに分割し、セグメント間の通信を制御することで、攻撃の横展開(ラテラルムーブメント)を防ぎ、影響範囲を限定する対策です。
選択肢2 → ❌誤り
フラットなネットワークでは、一箇所が侵害されるとネットワーク全体に被害が拡大するリスクがあります。適切なセグメンテーションがセキュリティ上重要です。
選択肢3 → ❌誤り
VLAN(Virtual LAN)はネットワーク分離を実現する有効な技術です。物理的な配線変更なしに論理的にネットワークを分割できます。
選択肢4 → ❌誤り
ネットワーク分離は多層防御の一つであり、各セグメント内でも適切なセキュリティ対策(アクセス制御、監視等)が必要です。
背景知識
ネットワーク分離は、個人情報を取り扱うシステムの安全管理措置として重要です。個人データを扱うセグメントを他の業務セグメントから分離し、アクセスを厳格に制御することで、情報漏えいのリスクを低減できます。VLANによる論理的な分離のほか、物理的にネットワークを分離する方法もあります。マイクロセグメンテーションは、より細かい単位でネットワークを分割する手法であり、ゼロトラストセキュリティの要素技術としても注目されています。
学習アドバイス
ネットワーク分離の目的(影響範囲の限定、ラテラルムーブメントの防止)と実現方法(VLAN、物理分離、マイクロセグメンテーション)を理解しましょう。個人情報保護の観点からの必要性も説明できるようにしましょう。
まとめ
- ネットワーク分離は攻撃の横展開を防ぎ影響範囲を限定する
- VLANは論理的なネットワーク分離を実現する技術
- 個人データを扱うセグメントは他の業務から分離して管理する