【問271】個人情報保護士 練習問題|共通鍵暗号方式
情報セキュリティ 問91/120難易度A(易しい)
問題文
共通鍵暗号方式(対称鍵暗号方式)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.共通鍵暗号方式では、暗号化と復号に異なる鍵を使用する
- 2.AES(Advanced Encryption Standard)は代表的な共通鍵暗号方式であり、128ビット、192ビット、256ビットの鍵長を使用できる
- 3.共通鍵暗号方式は公開鍵暗号方式に比べて処理速度が遅い
- 4.共通鍵暗号方式では鍵の配送問題は発生しない
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
共通鍵暗号方式では、暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵)を使用します。異なる鍵を使用するのは公開鍵暗号方式です。
選択肢2 → ✅正解
AESは米国国立標準技術研究所(NIST)が標準化した共通鍵暗号方式であり、128ビット、192ビット、256ビットの3つの鍵長をサポートしています。現在最も広く使われる共通鍵暗号です。
選択肢3 → ❌誤り
共通鍵暗号方式は公開鍵暗号方式に比べて処理速度が速いという特長があります。大量のデータを暗号化する際に適しています。
選択肢4 → ❌誤り
共通鍵暗号方式では、通信相手に安全に共通鍵を届ける「鍵配送問題」が存在します。これが公開鍵暗号方式が開発された背景の一つです。
背景知識
共通鍵暗号方式は暗号化・復号に同じ鍵を使用するため、処理速度が速い反面、鍵の安全な配送が課題となります。AESは旧規格のDES(Data Encryption Standard)に代わる標準として2001年に採用され、現在も安全性が確認されています。実際の通信では、鍵配送問題を解決するために公開鍵暗号方式と組み合わせたハイブリッド暗号方式が広く利用されています。TLS通信でもこのハイブリッド方式が採用されています。
学習アドバイス
共通鍵暗号と公開鍵暗号の違いを「鍵の数」「処理速度」「鍵配送の問題」の3つの観点で比較整理しましょう。AESの鍵長(128/192/256ビット)も覚えておきましょう。
まとめ
- 共通鍵暗号方式は暗号化と復号に同じ鍵を使用する
- AESは128/192/256ビットの鍵長を持つ標準的な共通鍵暗号
- 処理速度は速いが鍵配送問題がある