【問93】知的財産管理技能検定3級 練習問題|関連意匠制度
意匠法 問13/20難易度A(易しい)
問題文
関連意匠制度に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.本意匠に類似する意匠を保護する制度で、本意匠の出願から10年以内に出願できる
- 2.関連意匠は本意匠と同一の意匠にのみ認められ、類似意匠は関連意匠として登録できない
- 3.関連意匠はそれぞれ独立した権利として別個に譲渡可能で、移転に制限はない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
意匠法10条の規定です。2019年改正により、関連意匠の出願可能期間が本意匠の出願日から10年以内に拡大されました。自己の類似意匠も関連意匠として連続的に保護できます。
選択肢2 → ❌誤り
関連意匠は「類似する意匠」について認められる制度です。同一意匠ではなく類似範囲の意匠を保護するためのものです。
選択肢3 → ❌誤り
関連意匠は本意匠と分離して移転することができません。関連意匠の意匠権の移転は本意匠の意匠権と合わせて行う必要があります。
背景知識
関連意匠制度は、一つの基本デザインを基に派生するデザイン(バリエーション)を同時又は連続的に保護するための制度です。2019年改正で大きく拡充され、関連意匠にさらに関連する意匠(関連意匠の関連意匠)も認められ、出願可能期間も本意匠の出願日から10年間に延長されました。これにより長期間にわたるデザイン戦略が可能になりました。ただし関連意匠は本意匠と分離移転できず、ライセンスも本意匠に従属する制約があります。
学習アドバイス
関連意匠の出願期間「10年」、本意匠との分離移転禁止は頻出論点です。2019年改正の拡充内容も押さえましょう。
まとめ
- 関連意匠は類似意匠を保護する制度
- 本意匠の出願から10年以内に出願可能
- 本意匠と分離移転できない