【問300】個人情報保護士 練習問題|SASE
問題文
SASE(Secure Access Service Edge)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.SASEはオンプレミスのデータセンター内でのみ運用されるセキュリティ機器である
- 2.SASEはネットワーク機能(SD-WAN等)とセキュリティ機能(CASB、SWG、ZTNA等)をクラウド上で統合的に提供するフレームワークである
- 3.SASEを導入すれば、従業員へのセキュリティ教育は不要になる
- 4.SASEは大企業のみを対象としたソリューションであり、中小企業では利用できない
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
SASEはクラウドベースで提供されるフレームワークであり、オンプレミスのセキュリティ機器ではありません。クラウド上でネットワークとセキュリティを統合的に提供する点が特徴です。
選択肢2 → ✅正解
SASEはGartner社が2019年に提唱したフレームワークであり、SD-WAN(ソフトウェア定義型WAN)などのネットワーク機能と、CASB、SWG(Secure Web Gateway)、ZTNA(Zero Trust Network Access)、FWaaS(Firewall as a Service)などのセキュリティ機能をクラウド上で統合的に提供します。
選択肢3 → ❌誤り
SASEは技術的な対策であり、従業員のセキュリティ意識向上のための教育は引き続き必要です。人的対策と技術的対策は補完関係にあります。
選択肢4 → ❌誤り
SASEはクラウドサービスとして提供されるため、企業規模を問わず利用可能です。むしろ、中小企業にとっても導入しやすいメリットがあります。
背景知識
SASEはテレワークの普及やクラウドサービスの利用拡大を背景に、従来の拠点間VPNやデータセンター集約型のネットワーク構成の限界を解決するフレームワークとして注目されています。ユーザがどこにいても安全にアプリケーションにアクセスできる環境を実現します。SSE(Security Service Edge)はSASEのセキュリティ機能部分を指す概念です。個人情報を扱うテレワーク環境やクラウドサービス利用において、SASEは包括的なセキュリティ基盤として期待されています。
学習アドバイス
SASEの構成要素(SD-WAN、CASB、SWG、ZTNA、FWaaS)を覚えましょう。ゼロトラストとSASEの関連性(SASEはゼロトラストの実装基盤の一つ)も理解しておくと試験対策に有効です。
まとめ
- SASEはネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウドで統合提供
- 構成要素:SD-WAN、CASB、SWG、ZTNA、FWaaS
- テレワークやクラウド利用環境のセキュリティ基盤として有効