【問296】個人情報保護士 練習問題|EDR
問題文
EDR(Endpoint Detection and Response)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.EDRは従来のウイルス対策ソフトと同じく、シグネチャベースのみで脅威を検知する
- 2.EDRはエンドポイント(PC、サーバ等)の挙動を常時監視し、脅威の検知・調査・対応を支援する仕組みである
- 3.EDRを導入すれば、ネットワーク層のセキュリティ対策は不要になる
- 4.EDRはサーバにのみ導入するものであり、従業員のPCには不要である
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
EDRはシグネチャベースだけでなく、振る舞い検知やAI分析など多様な手法を用いて脅威を検知します。従来のアンチウイルスとは異なるアプローチです。
選択肢2 → ✅正解
EDRはエンドポイントの挙動(プロセスの実行、ファイルの変更、ネットワーク通信等)を常時監視し、不審な活動の検知、調査(フォレンジック)、対応(隔離・遮断等)を一体的に支援するセキュリティソリューションです。
選択肢3 → ❌誤り
EDRはエンドポイントレベルの防御であり、ネットワーク層のセキュリティ対策(ファイアウォール、IDS/IPS等)と補完的に機能します。多層防御の一環として導入すべきです。
選択肢4 → ❌誤り
EDRは従業員のPC、サーバ、モバイル端末など全てのエンドポイントに導入することが推奨されます。特にテレワーク端末はネットワーク境界の外で使用されるため重要です。
背景知識
EDRは、従来の予防型セキュリティ(EPP: Endpoint Protection Platform)では防ぎきれない高度な攻撃に対応するために発展した技術です。ゼロデイ攻撃やファイルレスマルウェアなど、シグネチャベースでは検知困難な脅威に対して、端末の挙動を分析することで検知します。SOC(Security Operations Center)やCSIRTと連携して運用されることが多く、インシデント発生時の迅速な対応と被害範囲の特定に貢献します。近年はXDR(Extended Detection and Response)への発展も進んでいます。
学習アドバイス
EPP(従来型ウイルス対策)とEDRの違いを「予防」対「検知・対応」の観点で理解しましょう。ゼロトラストセキュリティとEDRの関連性も重要な論点です。
まとめ
- EDRはエンドポイントの挙動を常時監視し脅威を検知・対応する
- 従来のアンチウイルスとは異なり振る舞い検知やAI分析を活用
- 多層防御の一環として他のセキュリティ対策と併用する