【問282】個人情報保護士 練習問題|IDS/IPS
情報セキュリティ 問102/120難易度B(標準)
問題文
IDS(Intrusion Detection System)とIPS(Intrusion Prevention System)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.IDSは不正アクセスを検知し、自動的に通信を遮断する機能を持つ
- 2.IPSは不正アクセスを検知するだけで、通信の遮断は行わない
- 3.IDSは不正アクセスの検知と管理者への通知を行い、IPSは検知に加えて通信の自動遮断も行う
- 4.IDSとIPSは同一の機能を持つため、どちらか一方を導入すれば十分である
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
IDSは不正アクセスの「検知」と「通知」を行いますが、通信の自動遮断機能は持ちません。自動遮断はIPSの機能です。
選択肢2 → ❌誤り
IPSは不正アクセスの検知だけでなく、リアルタイムで通信の遮断も行います。記述はIDSの説明に近い内容です。
選択肢3 → ✅正解
IDS(侵入検知システム)は不正アクセスを検知して管理者に通知し、IPS(侵入防止システム)は検知に加えて自動的に通信を遮断する機能を持ちます。この違いが両者の最大の特徴です。
選択肢4 → ❌誤り
IDSとIPSは検知後の対応が異なります。リアルタイムでの遮断が必要な場合はIPS、誤検知のリスクを考慮して管理者判断を挟みたい場合はIDSというように、要件に応じて使い分けます。
背景知識
IDS/IPSの検知方式には、シグネチャベース(既知の攻撃パターンとの照合)とアノマリベース(正常な通信パターンからの逸脱を検知)があります。シグネチャベースは既知の攻撃に対して高い検知率を持つ一方、未知の攻撃には対応できません。アノマリベースは未知の攻撃も検知できる可能性がありますが、誤検知が多くなる傾向があります。設置場所により、ネットワーク型(NIDS/NIPS)とホスト型(HIDS/HIPS)に分類されます。
学習アドバイス
IDSとIPSの違いを「検知のみ(IDS)」と「検知+遮断(IPS)」で覚えましょう。検知方式のシグネチャベースとアノマリベースの特徴もセットで理解しておきましょう。
まとめ
- IDS:不正アクセスの検知と通知(Detection)
- IPS:不正アクセスの検知+自動遮断(Prevention)
- 検知方式にはシグネチャベースとアノマリベースがある