【問199】個人情報保護士 練習問題|不正アクセス・サイバー攻撃の種類と対策
情報セキュリティ 問19/120難易度C(難しい)
問題文
VPN(Virtual Private Network)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.VPNはインターネット上に仮想的な専用回線を構築し、通信を暗号化する技術である
- 2.VPNを利用すれば通信経路上での盗聴リスクを低減できる
- 3.VPN機器の脆弱性を悪用した不正アクセス事件が近年多発している
- 4.VPNを利用すれば端末のマルウェア感染を完全に防ぐことができる
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅適切
VPNはインターネットなどの公衆ネットワーク上に暗号化されたトンネルを作成し、仮想的な専用回線として安全な通信を実現する技術です。
選択肢2 → ✅適切
VPNにより通信が暗号化されるため、通信経路上での盗聴(パケットキャプチャ)のリスクを大幅に低減できます。
選択肢3 → ✅適切
2024年以降もVPN機器の脆弱性を悪用した不正アクセス事件が多発しており、IPAも注意喚起を行っています。VPN機器のファームウェア更新が重要です。
選択肢4 → ❌不適切
VPNは通信経路の暗号化を行う技術であり、端末のマルウェア感染を防ぐ機能はありません。マルウェア対策には別途セキュリティソフトの導入が必要です。
背景知識
VPNはテレワークの普及に伴い広く利用されるようになりましたが、VPN機器自体のセキュリティが新たなリスクとなっています。VPN機器の脆弱性が攻撃者に悪用され、企業内ネットワークへの不正アクセスやランサムウェア感染の侵入口となるケースが増加しています。IPAの情報セキュリティ10大脅威でもテレワーク環境のセキュリティが課題として挙げられており、VPN機器の定期的なアップデートとゼロトラストアーキテクチャへの移行が推奨されています。
学習アドバイス
VPNは「通信経路の暗号化」が主な機能であり、マルウェア対策や認証強化は別の対策が必要である点を理解しましょう。VPN機器の脆弱性管理も重要テーマです。
まとめ
- VPNは通信経路の暗号化技術であり万能ではない
- VPN機器の脆弱性管理が近年の重要課題
- マルウェア対策は別途セキュリティソフトが必要