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個人情報保護士の合格率と難易度|他の情報系資格と徹底比較

公開: 2026-04-11

個人情報保護士認定試験は、企業の個人情報取扱担当者やコンプライアンス担当者に需要のある民間資格です。受験を検討する際に、まず気になるのが合格率と難易度ではないでしょうか。この記事では、過去の合格率の傾向と、他の情報系資格との比較から試験の実像を整理します。

個人情報保護士の合格率はどのくらいか

全日本情報学習振興協会が実施する個人情報保護士認定試験の合格率は、例年おおむね 35〜50% の範囲で推移しています。年度によっては40%台後半に達することもあり、情報系の民間資格としては比較的挑戦しやすい水準です。

受験者数は毎回1,000〜2,000人程度で、社会人の受験が中心を占めています。業務で個人情報を扱う担当者や、改正個人情報保護法への対応を迫られている企業の従業者が多く受験する傾向にあります。

試験の構成と合格基準

個人情報保護士試験はマークシート方式で、全100問を150分で解答します。試験は大きく2つの課題に分かれています。

  • 課題Ⅰ 個人情報保護の総論(50問):個人情報保護法や関連ガイドライン
  • 課題Ⅱ 個人情報保護の対策と情報セキュリティ(50問):セキュリティ対策の実務

合格するには、各課題で70%以上(おおむね35問以上)の正答 が求められます。どちらか一方だけ高得点でも合格できない点が、この試験の特徴です。苦手分野を作らずに、両方をバランスよく学習する必要があります。

難易度を左右するポイント

合格率だけを見ると取り組みやすそうに感じますが、実際に受験した人からは「思ったより細かい」という声が少なくありません。難易度を押し上げている要因はいくつかあります。

ひとつは、令和4年4月施行の改正個人情報保護法 に対応した出題です。個人関連情報、仮名加工情報、越境移転規制など、新しい概念が追加され、旧法時代の知識だけでは対応できません。

もうひとつは、課題Ⅱの情報セキュリティ です。物理的・技術的・組織的・人的安全管理措置の4分類に関する出題は、実務経験がない初学者にとって学習ボリュームが大きく感じられます。

他の情報系資格との難易度比較

個人情報保護士の位置づけを、他の人気資格と比較してみましょう。

資格名 合格率の目安 難易度の目安
ITパスポート 50%前後
個人情報保護士 35〜50% 普通
情報セキュリティマネジメント 50%前後 普通
基本情報技術者 25〜30% やや難

ITパスポートよりはやや難しく、情報セキュリティマネジメントとは同程度の位置づけです。ただし個人情報保護士は法律分野の比重が大きく、技術系資格とは対策の方向性が異なります。IT系の知識が乏しい文系の方でも、法律分野に馴染みがあれば得点しやすい試験といえます。

合格率を踏まえた学習の方針

合格率35〜50%という数字は、「きちんと準備すれば十分に受かる」水準です。一方で、無対策で臨んで通る試験ではありません。公式テキストと過去問を軸にした学習で、課題Ⅰ・課題Ⅱのどちらも7割超えを狙えるレベルに仕上げておきたいところです。

当サイトでは個人情報保護士の分野別問題演習を無料で公開しています。法律・セキュリティの両面から出題パターンに慣れることで、本試験でも安定して7割を確保しやすくなります。学習初期のうちから過去問形式に触れておくと、試験当日の時間配分にも余裕が生まれます。